2024年3月4日に発売された、スパイファミリーの最新刊、13巻!
12巻は、〈黄昏〉の素顔が敵である東国の人間に知られてしまう!?…という続きが気になりまくりの展開で終わったので、待ちわびていた方も多いのではないでしょうか。
私はもんのすごく待っておりました…!!!
この記事では、
・スパイファミリー最新刊13巻の気になる内容
・私の独断と偏見によるスパイファミリー13巻の感想
をネタバレありでお届けいたします。
先に言っちゃうと、13巻、とても良きお話ばかりでした…。
スパイファミリー13巻の内容が気になる方はぜひ最後までお読みくださいね!!
【スパイファミリー】12巻の内容をおさらい!
スパイファミリー12巻では、ヨルの弟のユーリに変装した〈黄昏〉が東国の工作員・ウィーラーに顔を剝がされそうになるというところで終わりました。
そしてその場にはウィーラーを追ってきた〈夜帷〉もいて、彼女はぶち切れている…!
どうなっちゃうの!?と思わずにはいられませんが、なぜそうなったのかのストーリーを簡単におさらいしましょう。
休日、家にいるときに病院からの電話で任務を伝えられたロイド、もとい〈黄昏〉は、病院で合流した〈夜帷〉に「レベル3の非常事態」だと告げられます。
なんでも、西国内に潜入していた東国の内通者(モグラ)をあぶり出したが、発覚した時には複数の機密情報とともに姿をくらましていた、とのこと。
その機密情報が西国に渡り、内容を解読されたら諜報員たちの命も危うい…ということで、〈黄昏〉たちは内通者を捕らえるため動き出します。
それと同時に、ユーリを含む東国の保安局員たちも内通者と接触すべく秘密裏に動き出すんですね。
東国の内通者はウィンストン・ウィーラーという男で、〈黄昏〉はウィーラーに変装して、本人が現れるまでの時間を稼ごうとしますが失敗。
そして逃げるため保安局員であるユーリに変装してやり過ごすのですが…。
まさかのユーリ本人に痕跡を見つけられ、逃げ込んだ下水道で戦うことに。
〈黄昏〉はユーリに変装しているので、絵面はユーリvsユーリというめちゃくちゃおもしろいことになっています。
やってるのは殺し合いなんですがね…。
〈黄昏〉は右腕を撃たれ、ユーリは起き上がれなくなるまでボコボコにされ、結果としては〈黄昏〉の勝利で戦いは終わります。
ユーリが「姉…さん…ごめ…」と言うのを聞いて、止めを刺そうとしていた〈黄昏〉が鉄パイプを投げ捨てるシーンは何とも言えない気持ちになります…。
そして傷を負った〈黄昏〉は、〈夜帷〉に追われて同じく下水道に逃げ込んでいたウィーラーと続けざまに対峙することになったんですね。
その戦闘シーンは詳しく描かれてはいませんが、ウィーラーに追いついた〈夜帷〉が見たのは、床に転がるユーリと、ウィーラー。
ラスト2ページは、ユーリに変装した〈黄昏〉の顔に手をかけたウィーラー、それからそれを見て殺気を垂れ流した〈夜帷〉がブチチチチというあり得ない音を立てるところで終わりました。
もうユーリの皮膚だいぶ伸びちゃってますし、〈夜帷〉の目が怖すぎるしで、続きを切望した12巻でした…。
そもそもずっと負けなしだったヒーロー〈黄昏〉が負けたというのもめちゃくちゃ衝撃でしたが。
とにもかくにも、きっとブチ切れた〈夜帷〉がどうにかしてくれるはず!と願わずにはいられませんでした。
気になる13巻、〈夜帷〉は活躍したのか!?〈黄昏〉はどうなった!?
続きをどうぞ!!
【スパイファミリー最新刊】13巻!MISSION:85、86
スパイファミリー13巻、スタートは〈黄昏〉…ではなく気を失っていたユーリから。
クロエと呼ばれた部下を姉と間違え、チョップを受けたユーリはそのまま地上に出て戦線離脱。
だいぶボコボコにされてたと思いますが、ユーリ、元気ですね~…。
そしてユーリがクロエに支えられ歩き出したところで、〈黄昏〉が顔を剥がされかけているシーンへと移ります。
〈夜帷〉はイッちゃってる目で銃を構え、無抵抗の〈黄昏〉を盾にしたウィーラーはあろうことか〈黄昏〉の首に手をかけながら「銃を捨てろ」なんて言うんです。
〈夜帷〉は銃を捨て、ついでに踏みつけます。
えっ壊れちゃったけどいいの…?
まあ結果よかったというか、いらなかったというか…。
ウィーラーの言葉でついにプッツンした〈夜帷〉は綺麗な右ストレートをお見舞いします。
それも、ガードするウィーラーの腕ごと…。
ものすごい威力で、ウィーラーの腕はもちろん、〈夜帷〉の腕もボッキボキのぷらんぷらんなんですが、ブチ切れモードで脳のリミッターが外れた〈夜帷〉は痛みを感じない様子です。
相変わらず目はイッちゃったまんまです…。
〈夜帷〉、髪の毛が黒なのでなかなかにホラーなのはご愛嬌ですかね!
そして右足で蹴り、さらにぷらんぷらんの右腕で強烈な一撃をお見舞いした〈夜帷〉が勝利し、無事〈黄昏〉のご尊顔は守られました…!
しかしながら、その後〈黄昏〉に運ばれる〈夜帷〉の脳内が相変わらずうるさすぎて、さっきまでなかなかにシリアスだったのにもうおもしろいという。(笑)
ご褒美をくつじょくと言っちゃうのとか最高ですね!
表情と脳内でめちゃくちゃギャップがある美女…ほんといいですよね…。
その後もなんとかして〈黄昏〉もといロイドとヨルとの仲を引き裂こうとする〈夜帷〉は無事病院へと連行され、ロイドも家に帰ります。
12巻ではヨルが同僚たちと飲みに行き、不満がないのは普通の夫婦じゃないなどと斜め上の解釈をしたせいでどことなくギクシャクしていた夫婦仲ですが、それも無事解消され、おお!いつものフォージャー家が戻った!と安心したのもつかの間。
ユーリが来ます。(笑)
きみ結構なケガしとったやないかーいっていう。
しかもそこで目ざとくロイドの右腕の異変に気付くんですね。
さすが保安局員…!
そしてロイドの袖を二の腕までまくり上げるのですが、その腕はつるんつるん。
エッ!?撃たれてたよね!?
その後ユーリは追い返され、シャワーを浴びるロイドが右腕から皮膚(ダミー)を剥ぎ取るシーンが。
おおおう…さすが敏腕諜報員…。諜報員がすぎる…。
シャワーを浴びながらスパイとしての決意を新たにするロイドだったんですが、シャツにアイロンをかけようとして燃やすヨルを見て、ぶっ倒れ、MISSION:86は終わります。
色々やらかしてくれるヨルのおかげでロイドは肩の力が抜けてるような気がしちゃいますよね。
ひとまずフォージャー家が狙われるようなことがなくてよかったです…!!
【スパイファミリー最新刊】13巻!MISSION:87
スパイファミリー13巻、87話は久々のほんわか日常回です…!
勤務先の病院で入院中の〈夜帷〉もといフィオナの元に、67話で登場した診療部長が絡みにやってきます。
そして続けて病室に入ってきたナースが診療部長を追い出すのですが、このナースがなんとハンドラー!
ちなみにハンドラーの名前はシルヴィアといいます。
フィオナとシルヴィアの美女ふたりの絡み、いいですね~。
平和ですね~。
シルヴィアが潜入してきた理由は、まともに動けない〈黄昏〉とフィオナの穴埋め、あとちょっとナース服着てみたかったからだそうで。(笑)
相も変わらず網タイツがよく似合っていらっしゃる…。
そしてフィオナを案じ、ちょっとからかってシルヴィアは病室を出ていきます。
シルヴィア、すごいスパルタそうではありますが最高の上司感ありますよね。
私もあんな上司の元で働きたい…。
変わってフォージャー家では。
ヨルが作った朝食がいつもよりほんのちょっとだけびみだとアーニャがびっくりしていました。
なんで前日に撃たれたロイドよりボロボロなのかわかりませんし、シンクの中に溜まった器具が明らかに料理した後じゃないのがほんとにイイ!!(笑)
のこぎりとか金づちとかドライバーとか、ラインナップが不穏すぎて、、好きです!!
ロイドは1日休むということで、アーニャとヨルは家の中でお絵描きをして遊びます。
ヨルが動物園の話を振ると、アーニャは「わすれてた」とリュックを持ってきます。
かわいいですね~。癒しですね~。
「きのうほかくしたらいおんさん!!」と言って出すのも最高にかわいいですね~。
そして“ひゃくずーのおう”とべた褒めされるらいおんさんにジェラったのが、ボンドです。
ボンドは前足で器用に首周りの毛を逆立て、ライオン風に。
それでテンションが上がったアーニャは、ゾウをリクエストしますが、まあボンドの鼻が伸びるわけはなく…。
ながーい鼻水が出ました。(笑)
アーニャはこんなことで諦める子じゃないので、続けてキリンをリクエスト。
こちらももちろん首は伸びずですが、首と足を濡らして細くしたらそれっぽくなりそうとヨルが閃き、そして爆誕したのが…。
アルパカでした…。(笑)
ボンド、毎回シュールな感じになっちゃいますが、ほんとかわいい。。。
それから遊ばれたボンドはヨルに念入りにブラッシングされ、その気持ちよさそうな様子を見たアーニャが自分にもとねだります。
そしてサラサラのツヤツヤになったところでタイミングよく家にやってきたのがフランキー。
アーニャはサラツヤの髪を自慢し、ついでにフランキーの髪をもじゃもじゃからサラサラにしようとするのですが、その悶着で花瓶が倒れたりまーーーーあ騒がしい。(笑)
結果として、一人部屋で休んでいたロイドは虚無の表情でベッドに倒れ込みました。
ああ、これぞフォージャー家…!!
こういう話は安心しますね。
【スパイファミリー最新刊】13巻!MISSION:88
こちらは待ちに待ったダミアンとアーニャのお話!!!
以前あったバスジャック事件やステラおばさん襲来時にハンカチを借りた件など、アーニャへの借りを返すべく、ダミアンはお菓子を用意していました。
それも数年に一度しか世に出回らないという王室御用達の最高級絶品カリカリお菓子です。
カリカリお菓子というジャンルかと思いきや、商品名がそもそも「IMPERIAL KARIKARI」なんですよね。
細かいところまでおもしろい…!!
そしてそのカリカリお菓子を携えて、ダミアンは登校してくるアーニャを待ち伏せます。
ダミアンの目に映るアーニャは少女漫画のヒロインばりの美少女…。
恋愛フィルターってすごいですね。(笑)
そしていざ渡しに行こうと思ったときに後ろから取り巻きに声をかけられ、アーニャもベッキーに話しかけられ、ダミアンのファーストテイクは失敗に終わります。
しかしながらダミアンの思考を読んだアーニャが「アーニャにくれるやつか?」とアシストするものの、プライド高い系男子のダミアンは真っ赤になりながら否定し悪口を言って逃げる…。
いつも通りの展開…。
ダミアン、頑張れダミアン…!!
その後、ダミアンは授業中も必死に渡し方を考え、アーニャもそんなダミアンの思考を読みます。
自分にお菓子を渡そうと必死なことも、みんなにバレたらいけないこともわかっていながら、それを「とんでもなくおいしくてせかいをかえてしまうあぶないおかし」かもしれないと理解しちゃうアーニャ、かわいい。
そしてよだれをたらしながら、プランBとロイドのためにブツを受け取らなきゃいけないとか思ってるのもかわいい。(笑)
そこでアーニャが頼ったのが、おませな親友ベッキー。
「ダミアンと二人っきりになる方法」を聞かれてテンションが上がるベッキーは、中庭に呼び出すことを提案します。
ちなみにベッキーによると、今の中庭はポインセチアが咲いててムードばっちりだとか。
「むーどいらん」というアーニャの返答がじわっとくる~。(笑)
それでどうやってダミアンに伝えるかというと、定番のお手紙まわしてもらうやつです!!
懐かしいですね~!
学生の醍醐味ですね~!
しかしながら、1通目の手紙は字が汚すぎて伝わりません!
もはやお決まりです。
アーニャはベッキーに代筆を頼みますが、「こういうのは本人が気持ちを込めて書かないと!」と取り合ってもらえず。
そうしてベッキープロデュースの元、アーニャが一文字ずつ丁寧に書いたダミアンの手元に届いた手紙は…殺気あふれる呪いの手紙のような風貌でした。(笑)
しかも「中庭に一人で来い」って。(笑)
見事に果たし状だと勘違いしたダミアンですが、これはチャンスだとアーニャに頷いて返事をします。
中庭に行くとき、ダミアンは取り巻きに絶対に来るなと、アーニャはベッキーに来ちゃダメと言うのですが…。
まあいますよね。絶対。(笑)
そして何であいつらがいるんだとギャースカ言い合った後、「ジャマが入らない場所へ移動するぞ」と取り巻きとベッキーを巻くべく走り出します。
が、もちろんついてきますよね~。(笑)
結果、5人で全力で鬼ごっこをすることになりました。
ダミアンとアーニャはいつものごとく口喧嘩。
ヒートアップしたダミアンは「バカらしー!やめだやめだ!!」と言って踵を返すのですが、その裏の“この菓子も捨ててやる”という思考を拾ったアーニャは衝撃を受けます。
そしてお菓子がほしいという欲望で、ダミアンの腕に「いったらやだ!」と抱き着く!!!
フゥ~~~~~!!!
その時のダミアンの顔が!!
フゥゥ~~~~~~!!!
やっとお菓子を渡せる空気になったかと思いきや、そこに登場したのはヘンダーソン先生。
なんでももう予鈴はとっくに鳴っていたんだとか。
ちなみに校内への菓子の持ち込みは校則違反だったようで、最高級カリカリお菓子は先生の手により没収…となったのですが。
ダミアンの反応に何かを感じた先生は、罰として放課後自分の部屋に来るようアーニャとダミアンに言うんですね。
そして放課後。
ヘンダーソン先生の部屋でアーニャとダミアンは反省文を書いていました。
書き終わったところでヘンダーソン先生が「一杯どうかね」と紅茶を持ってきます。
一緒に「紅茶に実によく合う茶菓子があるのだが、どうかね?」と出したのは、先ほど没収したダミアンのお菓子…!
ヘンダーソン先生、粋だぁ…!!!
ついでにお皿に並べられた最高級カリカリお菓子、めっちゃおいしそうなんですよね~。
いいなぁ…。(笑)
お菓子の箱を見たヘンダーソン先生が「なんとも貴重な一品」と言っちゃうくらいすごいお菓子だったようなんですが、実は購入のために手を回したのはダミアンの母であるメリンダだったようです。
なんだかいい雰囲気…と思いきや先ほどの腕にしがみついた件を思い出したダミアンはぶわっと真っ赤に。
その思考を読んだアーニャはぞわっと真っ青に。
そして始まる口論…。(笑)
プランB、先は長そうですね。
【スパイファミリー最新刊】13巻!MISSION:89
89話はユーリと保安局の話です。
相も変わらず、ユーリがトラックにはねられるところから始まります。
そのまま何事もなかったかのように出社するユーリですが、〈黄昏〉にボコボコにされたことをだいぶ引きずっている様子。
上司とそれについて話をしている時に駆け込んできたクロエが「右腕に銃創がある男が見つかった」と言うのですが…。
小っちゃい小太りの、〈黄昏〉とはまったく似ても似つかないオジサン。(笑)
クロエ以外の二人は早々に〈黄昏〉じゃないと見切りをつけますが、そのままユーリが尋問を手伝うことになります。
このオジサン、名前はボビー・ボックルで、デパートの食品コーナーに陳列された商品にハナクソをつけて回るという奇行をして逮捕されたようで。
罪、ちっさ!!!(笑)
しかしながら、多少なりともストレスが溜まっていたユーリは、男に辛辣な言葉を浴びせます。
ボビー、ちょっとかわいそう…。
ハナクソは許せませんが。
それから男が吐いたという拠点にクロエとユーリが向かうことになりました。
クロエが運転する社内で語られたのは、クロエとユーリの関係とユーリの過去。
ユーリはクロエの上官でありながら大学時代は後輩だったというなんとも複雑な関係のようで。
そんなユーリは14歳で大学に入り、生意気ばかりでみんなに嫌われていたといいます。
うん、それはなんかわかる。(笑)
そして会話の途中、ユーリはとっさに身を隠し、「この足音と匂いは…」と焦ります。
車が横切った歩道で信号待ちをしていたのはヨルで、もうシスコンを極めすぎていて怖いですね。
クロエも、キモっ!!と言っていますが、同感です。(笑)
クロエとの会話でもイライラしていたユーリは、拠点に着くとクロエに裏口を見張るように言い、単身で乗り込んじゃうんですね。
途中までは順調に敵を減らしていったんですが、瓶で頭を殴られ、クラクラしているところを背後から狙われ…。
クロエに助けられます。
そしてクロエは、そのままユーリにビターンと平手をお見舞い。
その時言った、「死ぬんだよ。人間は。君だって」という言葉がなかなかに染みます…。
それから続くお説教も、結構染みます…。
ユーリ、普通にヤバいやつですが、上司や同僚に恵まれていてよかったです。
しかしながらお説教を聞いた結果、防御や回避のスキルが足りないという結論にいたるんですね~。
クロエの醸し出すコレジャナイ感が…。(笑)
うん、気持ちはわかるよ…。
そして夜、部屋で謎の回避スキルアップトレーニングを行うユーリの元へヨルが訪ねてきます。
なんでも昼間、ユーリが近くにいた気がして会いたくなったとのこと。
この姉弟すごい…!!
ついでにこの間追い返しちゃったときのお詫びに料理を持ってきた、とヨルは言いましたが、ロイドが作ったと知るや否や吐き出すところ、ブレません。(笑)
ユーリは相変わらずロイドをしょっ引く妄想をしますが、今回はそこで逮捕されてヨルが悲しむかも…という発想に行きついたので、クロエのおかげでちょっとは成長しているようですね。
【スパイファミリー最新刊】13巻!MISSION:90
90話は、なかなかに癖の強いおじいちゃんと出会うお話です。
ボンドの散歩に出かけたヨルとアーニャは、アーニャのリクエストで公園へとやってきます。
その公園のベンチに座っていたのが、丸眼鏡をかけて鳩にえさをあげるおじいちゃん。
周りの子どもたちが「ずっといる」だの「あやしい」だの言っており、「スパイかもしれない」という言葉を聞いたアーニャは正義感からおじいちゃんの思考を読みますが…。
おじいちゃんの頭にあったのは、「お家に帰りたいけど迷子だから帰れない」でした。(笑)
そしてさっきの子どもたちに追い払われてしまったおじいちゃんはどこかに逃げて行ってしまいます。
うーん、なんというか、、切ない…。
しかしながら、おじいちゃん、これで終わりません。
アスレチックに登って遊ぶアーニャの元へ、「バーさんただいま。二階にいるのか?」と登ってきます。
そして丸太の遊具に足を踏み入れ、股裂きで我に返るという…。(笑)
ヨルに助けられたおじいちゃんは事情を話し、そこからおじいちゃんの家を探す旅が始まります。
まずはおじいちゃんのポケットにあったじゃがいもやらトマトやらが書かれたメモを頼りに市場へ。
それから街をあちこち歩き、結局たどり着いたのはさっきの公園。
なんとも言えない空気になりますが、もう一度トライしようというヨルの一声でまたあちこち行ってみることにします。
途中「あの建物!」と言ったのがマフィアの事務所だったり、「うちは高層マンション」と言って謎のタワーに登ったりツッコミどころ満載です。
さすがのおじいちゃんも「ダメだ私は…」と落ち込んじゃうんですが、アーニャが「たからさがしの大冒険みたいでたのしい」と言ったのと、それに対しておじいちゃんが「ありがとう、ジジイの失敗を笑わんでくれて」と言うやりとりがなんだかすごくじーんときてしまって…。
うちの子たちもこんな風に育ってほしいし、私もそうやって言えるババアになりたい…。
そのあとおじいちゃんのポケットからアーニャたちが住むマンション近くの駄菓子屋さんのクーポン券が発見されたりと進展があり、最終的にたどり着いたアーニャ達の済むマンションからバーさんが出てくるという結末を迎えます。
なんとフォージャー家の隣に新しく引っ越してきたのがおじいちゃんだったんですね~。
おじいちゃんの名前はジークムント・オーセンで、おばあちゃんはバーバラ・オーセン。
お隣さんということなので、これからも度々登場しそうですね。
ちなみにフォージャー家の面々の前で堂々とちゅっちゅしちゃう仲睦まじい夫婦です。(笑)
この二人の登場でロイドとヨルの仲が進展しちゃったりしたらいいですね~~~。
とても期待!!!!(笑)
【スパイファミリー最新刊】13巻!MISSION:91
こちらはヨルが働く市役所の職員たちが参加する、チャリティーバザーのお話です。
ストーリー的には、今までちょびっとしか出てこなかったヨルの同僚がメインになっています。
朝、学校に行くアーニャと一緒に出勤するヨルが、前話で登場したジーじじとバーばばと遭遇。
挨拶のあと、話題はアーニャが制服を着るイーデン校と、ヨルの勤務先の話になり、ヨルの口から「今日は中央公園でチャリティーイベントがある」と出ます。
そして場面は変わって中央公園。
ヨルと同僚たちはイベントの手伝いで荷物を運んでいました。
カミラとその彼氏、それから静かに働くシャロンはいつも通りなんですが、ミリーだけはちょっと様子がおかしいような。
車いすに乗る軍人とその家族、はたまた杖をついて歩く軍人をどこか寂しそうな目で見つめるんですね。
そして「あたしやっぱダメかも…」と。
これはなんかある…!
それからみんなは“愛国婦人会”なる団体の手伝いに向かうんですが、この婦人会のマダムたちがなんとも癖つよ!!!
その前にカミラとシャロンが「おっかねえ」とか「ガチで秘密警察にチクったりする」とげんなりしていた通りのマダムが登場します。
「さっさと働いてくださる?」とか言う目がもう怖いです。
あのカミラとシャロンが小声で「逆らわんとこ」とか言っちゃうレベル。(笑)
そんでもって「今の若い子は平和ボケしてる」だとか「命をかけて戦った兵隊さんたちに誠意がない」だとか「ノンキに生きてて羨ましい」だとか好き勝手言うという。
こ、こわ……。
そして当たり障りなくやり過ごそうとしたときに爆弾を落とすのがミリー。
「いいじゃん生きてるなら」と言ってのけるんです。
ついでに、生きて帰ってこれたならめでたしめでたしだと。
それは確かにそうだと思います。
平和な世の中で暮らせてるからこそそう思えるのかな、と自分に照らし合わせて考えちゃいますが。
何だって命あってこそですからね。
このせいでミリーの様子がおかしかったのかと納得します。
そしてミリーの言葉にもちろん反論するマダムですが、ミリーの口からは、さらに「ウチのパパは帰ってこなかった」と続きます。
その事実を知らなかったヨルとカミラの彼氏は驚き、マダムたちも怯みます。
が、おっかねえマダムは退きません。
何なら倍にしてミリーの心を抉りにかかります。
自分だけが悲劇ぶってんじゃないとか、支え合いの精神が足りないのかとか、情けない子、とか。
いやいやいやいや。
気持ちはわかるけども、いい歳した大人が言う言葉じゃないし、マダムたちは何様なんだという!!!
そこは寄り添うところだろうと思うんですけどね、流石はおっかねえマダムです。
耐え切れず踵を返したミリーに追い打ちをかけるように「ヘタレ根性を叩きなおす」とか言ったマダムはほんと流石としか言えないんですが、そのマダムの前に立ちはだかったのが、ヨルでした。
ミリーをかばうように、「ミリーのどこが情けないのか、どこがヘタレなのか」と聞くヨルがすごくかっこいい…!!
そして持ち前の天然さをフルに発揮して、正論でマダムを追い詰めます。
しかし、マダムは往生際が悪い上にプライドも高い!
どうにもならないと思った結果、「ナメんなっていったでしょ、クソクソクソクソクソ小娘どもがッ!!」とめちゃくちゃ汚い言葉を吐いて手を振り上げるんですが……。
その手を止めたのはまさかのメリンダ・デズモンド。
そう、愛国婦人会の会長です。
颯爽と現れた様はほんと救世主なんですが、ヨルを見つけた途端コロッと表情を変えるところはちょっとかわいらしいですよね。
この人も多分だいぶおっかねえ人だと思うんですけども。(笑)
けれども場を治めた発言の内容なんかはめちゃくちゃカッコいいです。
できる女やでぇ…。
メリンダとの邂逅でミリーも気持ちが落ち着いたようで。
最後はなぜか同僚たちにザマス語を伝授され、この回は終わります。
まあヨルはもうちょっと人を疑うことを覚えた方がいいと思うんですけどねえ。(笑)
【スパイファミリー最新刊】13巻!MISSION:92
さあ!ついにやってまいりましたよ!
再びの期末テストのお話です!!!
やっぱり気になるのはアーニャがカンニングに手を染めるのかというところですが、これは早々に結果が語られます。
なんでも、部屋の中は考えていることが多すぎて、勉強ができる子の心だけを読むのは難しいそうで。
ちなみにもう小テストで試していたらしいです、“こころよんでかんにんぐさくせん”。(笑)
その結果、アーニャは自力で赤点を回避することを決意します。
実力はどうあれ、アーニャが悪さに手を染めなくてよかった…!!
まあちびっこたちも読んでいるであろう漫画でそんなことはないとは思っていますが!!(笑)
そして期末テストをアーニャと同じくらいの熱量で迎えるのがロイド・フォージャーです。
なんせオペレーション梟が絡んでいますからね、ロイドは。
朝、ちょっと前の小テストを机に並べたロイドは対策を考えるのですが、そこで一瞬だけあの人が登場します!
そう、あのポンコツエージェント、東雲です。(笑)
めちゃくちゃポンコツだったのに、ロイドの脳内ではやり手っぽく描かれているのがおもしろいですね。
そして当のアーニャはというと。
寝起きにくしゃみをし、でろーんと長い鼻水を垂らした上、「はなみずますたーとして星(ステラ)をもらえるかもしれない」と宣います。(笑)
「びろーんびろーん。はなからあなこんだー!」という台詞はまあ年相応ですが…鼻水じゃ星(ステラ)はもらえないよ!!!(笑)
それを見るロイドの顔が最高に笑えます。
そしてロイドに教わりながら勉強をするアーニャですが、頭から煙を出していて中々進まない様子です。
そんな時、お隣のジーじじとバーばばがお菓子を食べに来ないかとフォージャー家にやってきました。
この二人、今後もレギュラーメンバー確定の予感!!
フォルムはかわいいし、優しいしでレギュラーメンバーとしては申し分ないキャラですね!(笑)
ヨルも一緒にオーセン家へお邪魔したフォージャー一家ですが、黄昏はどう転んでも黄昏なので、じじとばばの情報収集に余念がありません。
心を読んだアーニャも「ちちすぐしごとする」なんて考えてますし。
そんなジーじじ、これまで大学で教鞭をとっていたこともあるようで、アーニャに勉強を教えてくれることになりました。
ちょっとボケているけれど優しいジークムント・オーセン、教え方も優しかった…!!
古語のテストで一番になりたいと言ったアーニャにどう教えるのかと思いきや、本棚から出したのは“スパイウォーズ”の漫画。
しかも初版本。なんかレアらしいです。(笑)
それを教材にすると言ったジーじじを横目に見ていたロイドは、以前にアーニャに勉強させるべくアニメを自作したことを思い出し、「徒労に終わるぞ」なんて脳内で考えていましたが。
アーニャも心の中で「あれはくそあにめ」と一蹴りします。
さすがの敏腕エージェントも子どもの心情には寄り添えないようですね。
そんなロイド、もとい黄昏はさておき、ジーじじはアーニャに「このセリフを古語でかっこよく言ってみたくはないか」と言うんです。
アーニャはキラッキラの笑顔で「いいたい!」と。
やる気の出し方、うますぎる…!!!
これはぜひ見習いたいところです。
アーニャじゃなくても、そりゃガミガミ「宿題やれ」とか「そこ違う」とか言われたら嫌になっちゃいますよね。
スマン、我が子たち…。(笑)
お子さんがいらっしゃる皆さん、ぜひジーじじを見習ってがんばりましょう…!!
そしてジークムントの指導のもと、アーニャは勉強に打ち込み、ついにテストの日を迎えます。
しかしながら、やり切った感を出すため顔に油性ペンで無精ひげを書き、そのまま消えなくなっちゃったアーニャ、気合が入った顔なのに締まらなくて愛おしい…。
その髭面のままテストに挑み、5日後、結果発表の紙が張り出されたところで終わります。
カンニングに手を染めず、一生懸命頑張ったアーニャ。
結果が!気になるぅ!!!
【スパイファミリー最新刊】13巻!SHORT MISSIONがなんか意味深…!?
スパイファミリーの単行本の最後に載っているSHORT MISSION。
楽しみにしている方も多いのでは???
今回のお話は、スパイウォーズのアニメを観たアーニャが自室のドアに名前のプレートを付けたいと言って木を彫るというもの。
字がへたくそなアーニャはなかなか上手くできず、隣で見ていたヨルが代わりに彫ろうかと言って、無事プレートが完成します。
そのスペルは『ANIA』です。
それを見たロイドは、「スペルが間違ってる。アーニャはA・N・Y・Aだろ」と声をかけます。
アーニャはそれを聞いて、考え、何かに気付いたように「わかった」と返事をする。
この表情が、ぜんっぜん読めません!!!
でも何かに気付いたような表情は目に光が宿ったような感じがするんですよ…。
何にって話だし、だからどうしたって感じなんですけどね。
そして結果として何もわからないんですけどね。(笑)
そしてプレートは作り直され、アーニャはキメラ隊長を抱きながらベッドに寝ころび、「……アーニャ」と自分の名前を呟く…。
これは絶対!!追々回収される伏線でしょう!!!
正直、アーニャのテストの結果よりこっちのが気になります!!!!!(笑)
アーニャの過去とか隠していることとかが明かされる予兆なんでしょうか。
ああああ!気になる!!!!!!
黄昏もヨルもそこそこ過去の話が出てきてますしね。
そろそろアーニャの話がきてもおかしくないでしょう!!
むしろ頃合いでは!?
14巻も!!楽しみですね!!!!
【スパイファミリー最新刊】13巻!オマケとまとめ
スパイファミリー13巻のオマケは、実はチャリティーイベントにいた変装した黄昏とフランキーが登場します。
メインはフランキーですね。
変装した黄昏は早々にメリンダを張ると言って退場。
そして残って自分の発明品を売るフランキーの元へ、荷物を運ぶヨルと同僚たちがやってきます。
発明品…という名のガラクタの説明をするフランキーに、ミリーが戦争に言ったのかと話を振ります。
フランキーが戦争に参加していた話は前にも描かれていましたね。
「無事に帰ってこれても苛まれている奴はたくさんいる」と語ったフランキーは、自分の話で重くなった空気を変えるべく爆風ドライヤーを売り込み、まさかのまさか、ミリーがそれを買うと声を上げました。
ちなみに調子に乗ったフランキーの「オレと付き合う!?」発言には「超ムリ」と返していましたが。(笑)
そしてさすがフランキー作のガラクタ。
最後は「ドライヤーを使ったら浴室のドアと窓が吹き飛んだ」と言ったアフロヘアーのミリーが泣いて終わりました。
ここまでスパイファミリー13巻について書いてきましたが、なかなかお腹にたまる内容だったなと思います。
やっぱり戦争の話が出てくるとずっしり感もひとしおですね。
コミカルな漫画ではありますが、他人ごとではないなと、色々と考えさせられます。
ただ、それとは別にアーニャとダミアンの仲が少々どうにかなりそうで期待感も高まりますね!!
アーニャの名前の謎も気になるところ!
今後もスパイファミリーから目が離せません!!!
ー
\こちらもチェック!!/
今回のスパイファミリー13巻にも登場した、
〈黄昏〉の上司、ハンドラーのシルヴィアについてはこちら!
カッコいい女性って憧れますよね…!!
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